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地先 (文芸書) 単行本 – 2019/8/8
乙川優三郎
(著)
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購入オプションとあわせ買い
寡作ながら、今まで素晴らしい作品を
生み出してきた乙川優三郎が、
まさに“今”世に贈る短編集!
圧倒的な筆致で、数々の賞を総なめにしてきた
乙川優三郎の真骨頂は、心にしみる短編にある。
乙川は、「悲しみ、苦しみのないものを書こうとは
思わない」という意図のもと、
楽しいだけの話ではなく、
「苦しみの末のハッピーエンドを予感させる物語」
を描く。
「そして人生は続く」という言葉が
読後に余韻として漂う8篇の傑作短篇集。
生み出してきた乙川優三郎が、
まさに“今”世に贈る短編集!
圧倒的な筆致で、数々の賞を総なめにしてきた
乙川優三郎の真骨頂は、心にしみる短編にある。
乙川は、「悲しみ、苦しみのないものを書こうとは
思わない」という意図のもと、
楽しいだけの話ではなく、
「苦しみの末のハッピーエンドを予感させる物語」
を描く。
「そして人生は続く」という言葉が
読後に余韻として漂う8篇の傑作短篇集。
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2019/8/8
- 寸法18.8 x 12.8 x 2 cm
- ISBN-104198648972
- ISBN-13978-4198648978
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商品の説明
著者について
1953年東京都生れ。96年「藪燕」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。97年「霧の橋」で時代小説大賞、2001年「五年の梅」で山本周五郎賞、02年「生きる」で直木三十五賞、04年「武家用心集」で中山義秀文学賞、13年「脊梁山脈」で大佛次郎賞を受賞。16年太陽は気を失う」で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞を受賞。 著書に「トワイライト・シャッフル」「R.S.ヴィラセニュール」『ある日失われずにすむもの』「この地上において私たちを満足させるもの」「二十五年後の読書」
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2019/8/8)
- 発売日 : 2019/8/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4198648972
- ISBN-13 : 978-4198648978
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,324,379位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,330位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1953(昭和28)年、東京生れ。千葉県立国府台高校卒。’96(平成8)年に『薮燕』でオール讀物新人賞、’97年に『霧の橋』で時代小説大賞、 2001年に『五年の梅』で山本周五郎賞、’02年に『生きる』で直木賞、’04年に『武家用心集』で中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 さざなみ情話 (新潮文庫) (ISBN-13: 4101192243 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2024年6月5日に日本でレビュー済み.
直木賞作家・乙川優三郎が2015年から2019年にかけて文芸雑誌に発表した小説7編に、書き下ろしの表題作を加えた短編集です。
乙川優三郎の魅力はなんといっても紡がれる和文の流麗さ、そして読者に対して、今あるその場所は停滞地点ではないか、そろそろ前に進む時ではないか、と厳しく問いただす物語の力強さにあります。
この短編集も乙川節が満載の大変読み応えのある一冊です。
◆『海の縁』
:文筆の道を歩む柚木は60代と思しき年齢に達しています。5年前に妻と房総半島の御宿に越して以来、自ら書く一行一行に呻吟する日々を送っています。そしてここ御宿は、詩人の加藤まさを(童謡『月の砂漠』)、作家の尾崎士郎(『人生劇場』)、平塚らいてうや伊藤野枝や大杉栄ら思想家、画家の谷内六郎(「週刊新潮」表紙画)といった錚々たる文化人が病を癒やすため、貧困から逃避するため、あるいは息をひそめるために移り住んできた土地でもあります。
柚木自身、これまで海外を含めて各地を転々とし、重い病気と戦ってここまでたどりつきました。平成の今、大正から昭和にかけての先人たちに想いを馳せつつ、生にいまだ倦むことのない自らの気概に喜びを感じています。
「『また冒険するときがきたらしい』
柚木は思い、やってみるさと独語した。体も精神もそういう時期にきていた」(24-25頁)
「加藤と同じ病を経験し、尾崎と同じ仕事をしながら、彼らの歩いた砂丘にいることがすでに運命であった。そう思えるところまで生きて、しかもまだ冒険心のあることが愉快でもあった」(26頁)
作家乙川優三郎の小説には、いくつになろうとも、俺はまだまださ、と静かに思いを固める主人公が登場するところが大きな魅力です。30頁に満たない掌編ですが、そこに込められた気迫に清々しさを味わいました。
◆『まるで砂糖菓子』
:そろそろ五十という年齢で都会の旅行代理店勤務に見切りをつけ、長野の高原へとひとり移り住んだ奈緒子。元同僚の布施とは縁が切れることがなく、今もたまに奈緒子を訪ねてきます。腐れ縁のような中年男女二人の恋情ですが、疲労を蓄積させながらも辛く厳しい宮仕えの生活に見切りをつけることができない男と、都会の生活と収入を捨てて冬は厳しい高原での生を選び取った女とでは、やがて距離が生まれていくのは自然の流れでしょう。
これもまた、冒険心をもって前に進む道を往く女への讃歌を描く乙川らしい掌編です。
◆『ジョジョは二十九歳』
:19歳のときから12度も日本にダンサーとして出稼ぎに来ているフィリピン人ジョジョは、余命8ヶ月の診断を受けたばかりです。今は半年の契約で房総半島の安房小湊のホテルで同僚ダンサーを統率しながら踊り、おそらくこれが最後になる日本滞在を味わっている最中です。来日のたびに逢瀬を楽しむユリという女性が群馬にいます。そして自分の現在と近い将来についてユリに話す決意を固めるのです。
ジョジョは生きてきた日々のほぼすべてを思い返すことができるほどの若さにあります。そのことを静かに見つめる若者の姿が切ない小説です。
◆『言葉さえ知っていたら』
:幸代は美大に通う娘の恵里花と上野の美術館に出かけます。そこで路上でクレヨン画を描いては200円で販売している初老の男を目にします。浮浪者風のその男は、かつて幸代が生活を共にしたことのある、美大時代の先輩・島公彦です。
貧しくも画家になるという夢に向かって邁進していた二人の若者が、やがて生活に行き詰まり、分かれ道をたどることになる。世界の片隅で幾度となく繰り返された物語のひとつがここに刻まれます。幸代が島から買ったクレヨン画に手を加えていく最終シーンは、生きることの激しさとままなら無さとを苦い形で提示しています。「言葉さえ知っていたら」二人の来し方はまた違ったものになったかもしれない。人生の厳しさを噛みしめる物語です。
◆『そうね』
:琴未の父は銀座のテーラーで雇われる老テーラー。母は入院生活を送っており、決して生活は楽ではありません。琴未が勤め先にかつての恋人・来島が来店するのですが、自分の暮らしぶりを話そうかどうか、迷う心模様が描かれます。
家族の老いと病が若い女の暮らし向きを容赦なく変えていき、そこに昔ひとつの縁(えにし)があった男がそっと寄り添うかに見える物語です。果たしてこの男との道はこのまま二人で歩くものなのか。それとも……。何ひとつ定められているわけではない人生のもどかしさを味わいました。
「あきらめる前にやってみる、ただそれだけのことであった」(80頁)という言葉が乙川らしい一文です。
◆『おりこうなお馬鹿さん』
:ラジオ局のアナウンサーを務める香苗は、学生時代の演劇部の先輩で今は劇作家となっている松本と仕事で再会します。以来、共に観劇に出かける男女の仲になりますが、結婚を考えるでもなく、二人ならではの心地良い距離を保っている様子が描かれます。
「彼女のまわりには忙しい一日を繰り返すだけの疲れた勤め人が多い。創造的な仕事がごまんとある世の中に、情熱や気概に欠けるひともごまんといて、決まり切った日々の作業から精神的にすら踏み出さない。大きな失敗もしないかわり興奮もなく、安全な一日に充足しながら疲れる人たち。彼らの口から深い言葉を聞くことはなく、水を向けることもできない。そのことに疲れるようになった彼女は松本と過ごす時間に夢を見るのかもしれなかった」(138頁)これもまた、乙川の小説に触れる愉しさを教えてくれる一行です。
◆『すてきな要素』
:東京の設計事務所に務める友美は、妻子ある事務所社長の三上と共に南洋にヴァカンスにやってきます。旅の思い出にと、水上飛行機に搭乗しますが、思わぬ事態に見舞われ、今は故郷で静かに暮らしています。
「父と母の暮らしはいつ見ても変わらず、家とともに人間も古くなってゆくだけの凡庸な人生に思われた。なにかを懸けて冒険をしたり、別の生き方を模索することのない人たちであった」(161頁)
そうした鬱々とした思いを抱えたままの友美の前に地曳久男という昔なじみの男が現れ、友美の心に変化の兆しが生まれる物語です。
「暗い残懐はどこかへ消えて心のうちは華やいでいた」(172頁)
その心模様が清々しい一編です。
◆『地先(ちさき)』
:画業を生業とする沢井要造は、御宿に画材を担ってぶらりと旅に出ます。たまさか目にした旅館に投宿し、女将の朱美と二十歳前の娘・月子との交流が生まれていきます。都会から離れた土地で、自らの来し方を見つめ、画家として本来抱えるべき気概を取り戻してく様が描かれます。
「それまで彼のまわりには成功者が集まるわりにつまらない人生がごろごろしていた。家庭や仕事に恵まれ、社会的信用に自足しながら、精神の基軸になんら豊かなものを持たない人たちであった。自分もそのひとりで、かろうじて創作から誇りをもらってきたに過ぎない。それも偽物だと気づいた。そう教えてくれたのは月子で、美しいものを生み出す画家が人間として優れているのではなく、美しいものを吐き出す人にこそ人間的価値が潜んでいることを、あの近眼の瞳で語り、長靴の足で歌ったのだった」(203頁)
私もまた、今いる自分の場所を確認して、さらに先の地へ進もうと足掻いているところです。
.
- 2019年9月8日に日本でレビュー済み味わい深い短編集。特に「海の縁」と「言葉さえ知っていたら」が心に残った。
「海の縁」は主人公のすむ海辺の町が主役である。町の歩みが綴られ、ひなびた海辺の町が輝きを放っている。まるで作者を思わせる主人公の心模様とともにしみじみと読んだ。
「言葉さえ知っていたら」は、将来有望と言われた画家に尽くしながら裏切られ、今は平凡な生活をしている主婦が、かつての恋人の落ちぶれた姿を見かけ衝撃を受ける。彼のクレヨン画を買い、家でその上に色を重ねていく描写は素晴らしい。乙川さんは絵や染色など芸術的な表現は他の追随を許さない。いつもこういう描写に出会うと、本当にうまいなあと感心する。どんなにおしゃべりでも一番肝心なときに言葉が出てこない。適切な言葉が浮かばない。そういう経験は誰にでもあるはず。タイトルもよかった。
「おりこうなお馬鹿さん」、なんてうまいタイトルだろう。「すてきな要素」は傷を負った女性の再出発の物語。
どの作品も頭にすうっと場面が浮かんでくる。いい作品をありがとう。
- 2020年2月19日に日本でレビュー済み短編の乙川と言われるが、確かに時代物はそうだとおもう。しかしこの『地先』に関してはこれからと言うところでいきなり失速、そして止まってしまう。そんな作品の連続。ただ、最後の表題作「地先」だけは乙川節炸裂。叶わぬ処女の裸婦を描きたいと願う主人公の前に、上半身裸の海女たちが海岸に突然現れ、その夢か現の中で筆を走らせる。このリアリティがすごい。